『ボーイ・ミッシング』中盤が退屈で油断してたら「どんでん返し」がキター!
作品情報
原題: | Secuestro |
監督: | マル・タルガローナ |
脚本: | オリオル・パウロ、ホアキン・パドロ |
製作: | ホアキン・パドロ |
キャスト: | ランカ・ポルティージョ、アントニオ・デチェント、マルク・ドメネク、ビセンテ・ロメロ、アンドレス・エレーラ、マカレナ・ゴメス、ホセ・コロナド、ホセ・マリア・ポウ |
音楽: | マルク・バイーヨ |
上映時間: | 105分 |
ざっくりあらすじ
ビクトル少年が沿道を彷徨っているところを負傷した状態で保護される。
何者かに誘拐され、自力で逃げ出したと証言するビクトル。
前科持ちのチャーリーが容疑者として浮上する。
ビクトルを付け回すチャーリーに身の危険を感じた母パトリシアは、
裏の世界に生きる知人に頼み、チャーリーを脅すように依頼するのだが・・・。
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【感想・ネタバレなし】途中が退屈になり長く感じる映画
スペインの誘拐モノのサスペンスです。
と思っていたら少年は冒頭で保護され誘拐されていません。
(後半に色々ありますが)
犯人を探しながら母親がどんどん空回っていく映画でした。
序盤は少年の身に何が起こったのかを考える面白みがあります。
少年のおぼろげな記憶から似顔絵を作り容疑者を割り出していきます。
しかし、容疑者が証拠不十分で釈放されてしまいます。
その容疑者が少年を付け回し始めます。
怪しすぎてフェイク感がプンプンします。
身の危険を感じた母親が独自で対処に動き始めます。
警察を頼ればいいものを。
この辺りから退屈になってきます。
母親がバカで空回り始めるからです。
やり手の弁護士のはずなのですが、何故かバカなのです。
お婆ちゃんに見えるほど母親は老けています。
高齢で授かった子供なのか、息子への愛情がもの凄く強い母です。
そして自分で対処しようとするのです。
何でも自分でできるという自負の現れでしょうか。
警察を頼ればいいものを。
中盤はどんどん空回って悪い方向にいく母親を眺めることになります。
それが弁護士とは思えない対応ばかりで退屈になってくるのです。
そして、もうどうでもよくなったラストでまさかのどんでん返し。
退屈な展開に完全に油断していたので、正直驚きました。
決して綺麗な結末ではないのですが、びっくりです。
最後までは母親にはツッコミどころが満載でしたが、
前半とラストは楽しめる映画でした。
後味はともかく、「どんでん返し」が好きな方は、
中盤を耐えてみてもいいのかも知れません。