『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』キャラクターに魅力がなくて残念!!
作品情報
原題: | The Mummy |
監督: | アレックス・カーツマン |
脚本: | デヴィッド・コープ、クリストファー・マッカリー、ディラン・カスマン |
製作: | アレックス・カーツマン、クリス・モーガン、ショーン・ダニエル、サラ・ブラッドショー |
制作総指揮: | ジェブ・ブロディ、ロベルト・オーチー |
キャスト: | トム・クルーズ、アナベル・ウォーリス、ソフィア・ブテラ、ジェイク・ジョンソン、コートニー・B・ヴァンス、ラッセル・クロウ |
音楽: | ブライアン・タイラー |
上映時間: | 110分 |
ざっくりあらすじ
お宝の売買を目論んでいたニックは、古代エジプト王女アマネットの石棺を発見する。
ニック達は莫大な価値がある石碑をイギリスに移送するため飛行機で飛び立つ。
しかし、石碑はアマネットによって呪われていて、途中で墜落してしまう。
アマネットは死の神セトを復活させるべく生身の肉体を探していた。
運悪く選ばれたニックはアマネットに呪われ、狙われることになってしまう・・・。
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【感想】イマイチ入り込めない映画だった。
「ダーク・ユニバース」プロジェクトの第一弾の映画です。
簡単に言うとユニバーサル・ピクチャーズが過去に作った「モンスター映画」をクロスオーバーさせるシリーズ。
つまりマーベルのクロスオーバー作品への対抗というか、
クロスオーバー作品ブームへの乗っかりというべきプロジェクトです。
今後、フランケンシュタインや透明人間、ドラキュラや半魚人などが登場するらしいですね。
個人的には上記のモンスター映画をほぼ観たことがないし、思い入れもありません。
そのせいか、本作も全く入り込めなかった。
トム・クルーズさんの普通のアクション映画という印象です。
モンスターシリーズという意味では、本作は「ミイラ」がモンスターに当たると思います。
しかし、劇中でミイラ感が全然押し出されていませんでした。
悪役の女王が「ミイラ」なのでしょうが、薄暗くて包帯巻き巻きのミイラ感が薄いです。
女王に生気を吸われた人間はゾンビ化するので、ミイラよりゾンビっぽかった・・・。
今後どうクロスオーバー作品としてミイラ感を出していくのでしょうか。
そしてキャラクターの魅力の無さが際立ちました。
ラッセル・クロウさんが二重人格の「ジギルとハイド」として登場しましたが、
この人の扱いも良く分かりませんでした。
別にラッセル・クロウじゃなくて良くない?って感じでしたし、
このジギル博士のこと知らないし。
トム・クルーズさんの役どころも特に魅力のないキャラクターです。
主役なのに可哀想。
古代エジプト王女のアマネット(悪役のミイラ)も大した魅力がありません。
古代でも失敗して、現代に蘇っても失敗しています。
すごい力を持っているくせに弱いのです。
やっぱり悪役に魅力があるとないでは大違いですね。
トム・クルーズが霞むくらいの魅力があれば良かったですが、二人とも微妙で残念。
物語としても今後のクロスオーバー作品が全く気になりません。
世界観も掴みづらいし、置いてきぼり感を食らって終わりました。
というか私は最初から入り込めなかったです。
ただ、トム・クルーズさんの飛行機墜落シーンの映像は迫力がありました。
あのシーンは好きです。
見どころをワンシーンしか上げられないという、残念な映画でした。
ダーク・ユニバース、大丈夫でしょうか。
なんとかシリーズを継続してほしいものです。
今後の展開に期待したいと思います。