『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』カイロ・レンが少し逞しくなってきて、嬉しい!
作品情報
原題: | Star Wars: The Last Jedi |
監督: | ライアン・ジョンソン |
脚本: | ライアン・ジョンソン |
製作: | キャスリーン・ケネディ、ラム・バーグマン |
制作総指揮: | J・J・エイブラムス、ジェイソン・マクガトリン、トム・カルノースキー |
キャスト: | マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、ドーナル・グリーソン、ケリー・マリー・トラン、ローラ・ダーン、ベニシオ・デル・トロ、フランク・オズ、アンディ・サーキス、グェンドリン・クリスティー、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット |
音楽: | ジョン・ウィリアムズ |
上映時間: | 152分 |
ざっくりあらすじ
レジスタンスの拠点としている惑星がファーストオーダーに見つかってしまい、
ハックス将軍率いる大艦隊がレジスタンスを急襲する。
ポー・ダメロンが1機で艦隊に突撃し、撤退の時間を稼ぐ。
レジスタンスの爆撃機も加わり艦隊に反撃するが被害も大きかった。
何とか艦隊の射程から外れ逃走するレジスタンスだが、
追撃を振り切れず危機が続いていた・・・。
一方、ルーク・スカイウォーカーを訪ねたレイは助けてほしいと伝えるが、
ルークに帰れと一喝されてしまう。
諦めずルークを訪ね続けるレイは島の建物で謎の書物を見つける・・・。
【感想・ネタバレなし】確かに新しいスター・ウォーズだった
ライアン監督の言う通り、誰も見たことのない新しいスター・ウォーズでした。
気になることはいっぱいあるけど面白かった、個人的には好きす。
ネタバレするので詳細書けませんが、
最初から最後まで緊迫した展開が続くストーリーです。
途中で安心できる息抜きシーンがほぼありません。
常に敵に追われ、時間に追われ、立ち向かい、戦うシーンの連続です。
過去の三部作より「ローグ・ワン」に近いテイストですね。
2時間半ずっと緊迫していますが、笑いがふんだんに散りばめられています。
基本は脇役キャラが笑いを提供してくれますが、ルークもレイも笑いを取りにきます。
ハックス将軍なんか完全なお笑い担当になっちゃってました。
重苦しい展開なのに結構笑えるバランスが絶妙でした。
(この笑い要素が合わない人はそれだけで評価下がるかと)
それぞれのキャラクターの活躍が増えたのも嬉しいところです。
もちろんルークはフル稼働で見せ場だらけ、かっちょいいです。
ポー・ダメロンの出演時間は特に増えていて、今後レジスタンスの中心人物となるのは確実です。
今回はちょっと空回ってましたけど。
そしてBB8の優秀っぷりが際立っていました。
過去のR2-D2ばりの活躍で完全に新スター・ウォーズでの地位を確立しています。
個人的にはフィンにもっと活躍させてほしかったです。
出番は多いのですが…。
でも一番はカイロ・レンがだいぶ逞しくなってきたのが嬉しいところです。
フォースの覚醒ではかなり弱っちい中二病な印象でしたから。
我が道を全力で進み始めたカイロくん、好きです。
最初から逞しかったレイに負けずに更にワクワクさせてほしいです。
レイは、なんか太っちゃいましたか?
「フォースの覚醒」からの謎もいくらか回収されていましたが、
新しい謎も増え、驚きの展開も盛りだくさんでした。
過去の栄光をなぞって思い出補正に頼るだけじゃない、
チャレンジ精神旺盛なスター・ウォーズだったと思います。
それの賛否は分かれているようですが、個人的には十分楽しめました。
過去のスター・ウォーズの作風や設定に固執し過ぎなければ純粋に楽しめる映画です。