『スプリット』感想 思いのほか衝撃の無い監禁映画
作品情報
原題: | Split |
監督: | M・ナイト・シャマラン |
脚本: | M・ナイト・シャマラン |
製作: | M・ナイト・シャマラン、ジェイソン・ブラム、マーク・ビエンストック |
制作総指揮: | スティーヴン・シュナイダー、アシュウィン・ラジャン、ケヴィン・フレイクス |
キャスト: | ジェームズ・マカヴォイ、アニャ・テイラー=ジョイ、ベティ・バックリー |
音楽: | ウェスト・ディラン・ソードソン |
上映時間: | 117分 |
ざっくりあらすじ
高校生のケイシーは、クラスメイトのクレアの誕生パーティーに出席する。
帰りはクレアの友達のマルシアと共に、クレアの父が車で送ることになる。
駐車場で車に乗る時、クレアの父親が襲われ、彼女たち3人も拉致されてしまった。
密室で目覚めた3人の前に、怪しい坊主頭の男が現れる。
3人を監禁した謎の男は、23の人格をもつ解離性同一性障害者だった・・・
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【感想】ネタバレなし
正直期待外れでした。
衝撃的な結末を期待していたのですが、
割と普通の監禁系の映画です。
見どころは多重人格者演じるジェームズ・マカヴォイさんの演技。
英語が分かればもっと凄さが分かるのだと思います。
分からなくても十分凄い存在感でした。
また、主人公のケイシーを演じるアニャ・テイラー=ジョイさんが、なんとなく美人です。
孤独な雰囲気を醸し出していて、独特の存在感が印象的でした。
今後に期待したい女優さんです。
ただ、それだけでした。
衝撃的な結末もありません(私的には)。
異常者の多重人格の男が暴走するだけです。
「SAW」のジグソーほど振り切ってるわけでもありません。
拉致の仕方も雑ですし、警察の捜査はどうなっているんだと思ってしまいます。
最近は密室系や監禁系の映画が多いので、見慣れた設定になっているのかも知れません。
それを超える要素が多重人格者って設定だと思いますが、マカヴォイさんの演技を楽しむだけでした。
しかも最初から多重人格者って分かっているし。
もちろんオチに繋がる多重人格者ならではの展開もあるのですが、イマイチでした。
詳しくはネタバレになるので書きませんが、これから観る方は期待だけはしない方がいいと思います。
シャマラン監督の完全復活とか言われてましたが、残念でした。