『トリプル9 裏切りのコード』誰も幸せにならないクライム・サスペンス映画。
作品情報
原題: | Triple 9 |
監督: | ジョン・ヒルコート |
脚本: | マット・クック |
製作: | キース・レドモン、バード・ドロス、マーク・バタン、アンソニー・カタガス、クリストファー・ウッドロウ、ジョン・ヒルコート |
制作総指揮: | スティーヴ・ゴリン、ポール・グリーン、トム・オーテンバーグ、ピーター・ローソン、モリー・コナーズ、マリア・セストーン、サラ・E・ジョンソン、キンバリー・フォックス、イザベル・ドス・サントス |
キャスト: | ケイシー・アフレック、キウェテル・イジョフォー、アンソニー・マッキー、アーロン・ポール、クリフトン・コリンズ・Jr、ノーマン・リーダス、ガル・ガドット、ウディ・ハレルソン、ケイト・ウィンスレット |
音楽: | アッティカス・ロス、クローディア・サーン、レオポルド・ロス、ボビー・クルリック |
上映時間: | 115分 |
ざっくりあらすじ
元特殊部隊員や悪徳警官で組織された武装集団が銀行を襲った。
リーダーであるマイケルは、この襲撃を最後に雇い主のロシアンマフィアと関係を絶とうと考えていた。
だが、マフィアの女ボス(ケイト・ウィンスレットさん)は息子を人質に新たな仕事を要求してきた。
それは国土安全保障省の施設を襲撃せよという無謀なものだった。
厳重な施設を突破するため、マイケルは警官銃撃を意味する緊急コード、トリプルナインを利用することにした。
警官が銃撃されると全ての警官が職務を中止し現場へ向かう決まりがあり、それを利用して警官の注意を引き付けた間に施設を襲撃する作戦だった。
悪徳警官から目の敵にされていた真面目な警官クリス(ケイシー・アフレックさん)がターゲットにされたが、計画は思わぬ事態へと発展していくのだった・・・。
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【感想】普通に楽しめます。
『ウォーキング・デッド』のダリルことノーマン・リーダスさんが出演してるクライム・アクションです。
割とあっさりとメインどころの人が死んでしまうのが印象的な、なかなかリアルな映画でした。
しかし途中まで人間関係とキャラクター把握が大変です。
有名な方々がたくさん出演しているのですが、主要キャストが多くて最初の方は誰が誰か分からなくなります。
といっても10人くらいですが、役者さんを知らない方だと混乱すると思います。
私はノーマン・リーダスさんと私生活が破天荒なウディ・ハレルソンさんしか分からず。
恥ずかしながら主役っぽいケイシー・アフレックさんすら認識できませんでした。
ケイシーさんの映画あまり観たことないんですよね。
どこかで見た顔だな~とは思いましたが。
ケイト・ウィンスレットさんやガル・ガドットさんにも全く気づけませんでした。
有名な役者さんが多いのはファンにはうれしいと思いますが、知らない私には最初の方はキャラクターの認識が大変だったので、もう少し誰かに寄せて描いてく欲しかったです。主人公は誰だ?!ってなりました。
おかげで誰の視点でも見れず、淡々と出来事を見守る鑑賞の仕方になりました。
個人的には、警官たちが悪者のところに乗り込むシーンが一番好きです。
先頭の人がシールドを持ち、ドラクエみたいにその後ろに並んでゾロゾロと突入するシーンはリアルな感じが出てて凄く良かったです。
建物の中の捜索も声を出して指示し、一部屋ずつ
探していくのも凄くリアリな感じでした。
(リアル知りませんけど)
他はこれと言って印象深いシーンもなく、展開もぜんぜん予想できる映画です。
ただ、主要人物だと思ってた人があっさり死んだり、主役だと思ってた人があまり活躍しなかったりと逆にビックリする映画でした。
どんでん返しもなく、爽快感もないです。
誰も幸せにならないようなクライム・サスペンスが好きな方は普通に楽しめると思います。