テレビ放送で初めて『シン・ゴジラ』を観た感想。何故これが大ヒットしたの?
作品情報
監督: | 庵野秀明(総監督)、樋口真嗣(監督・特技監督) |
脚本: | 庵野秀明 |
製作: | 市川南 |
制作総指揮: | 山内章弘 |
キャスト | 長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、市川実日子、平泉成、大杉漣、野村萬斎 |
音楽: | 鷺巣詩郎、伊福部昭 |
上映時間: | 119分 |
ざっくりあらすじ
東京湾のアクアトンネルが崩落する事故が発生。
首相官邸に集まったほとんどの官僚たちは海底火山かと思っていた。
しかし、謎の巨大生物であることが分かり、その生物は日本に上陸し、東京の街を歩きはじめる・・・。
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【感想】これは怪獣映画ではない!
子供の頃に好きだったゴジラだけど、『シン・ゴジラ』は全く楽しめなかった。
地上波初放送していた『シン・ゴジラ』。
邦画が苦手な私は決してレンタルする気もないので、ラッキーと思って観たのですが・・・。
やっぱり邦画は苦手だなって印象が強くなりました。
昔は好きだったんです。
キングギドラやモスラ、バトラ、メカゴジラとか‘90年代のゴジラ映画観てました。
怪獣たちがドッカンガッシャンやってるのは子供心に燃えました!
だけど『シン・ゴジラ』には全く燃えなかった。
というか、ぜんぜん面白くない!
内容をかいつまむと、
日本で大きな災害が発生して、官僚や関係各所がパニックなる。
無能な政治家や現行の制度では柔軟で迅速な対応ができない。
でも一部の政治家や専門家たちが頑張って諦めずに対応する。
抜本的な解決はできなかったけど、とりあえず直近の脅威は取り除けた。
だた今後、日本は新たな脅威と付き合っていかなければならない。
でもがんばろう。
そんな感じの内容です。
この内容ならゴジラじゃなくても全然良かったです。
怪獣映画っていうより、「面白くないただの災害パニック映画」でした。
まず、ゴジラがカッコ良くない。
活躍もしないし、何をしたかったのかも謎。
最初にミサイル?を凄い数撃ち込まれても全くの無傷で平然としてる。
かと思ったらビルの崩壊に巻き込まれただけで気絶する。
突然変異するし、口以外のあらゆるところからレーザーみたいなの出すし。
ご都合主義のヘンテコなゴジラでした。
そして、役者が何言ってるのか分かりません。
ボソボソしたセリフで聞き取れないことが多いです。
早口なセリフで専門用語をまくしたてればかっこいいと思ってるような、
そんな演出ばっかりです。
そのくせ、官僚役のセリフ回しが棒読みの人が多すぎて違和感バリバリでした。
登場人物にやたらとテロップを入れるのも勘弁してほしかった。
名前と所属とかの説明が入るけど、漢字が多くて読む余裕ないし。
頑張って読んでもその後ほとんど出てこない人物だったりと本当に不要です。
『シン・ゴジラ』は大ヒットして社会現象になったみたいですが、
人気がある理由がさっぱり分かりませんでした。
ちなみに同局の昼間の番組で、好きなゴジラの怪獣ベストなんちゃら的なのをやってました。
そこで好きなゴジラ作品コーナーもあって、1位は『シン・ゴジラ』。
そんな期待もあってテレビ放送観たんですが、残念すぎて逆に衝撃でした。
違和感ハンパなくて不自然な役だったけど、石原さとみさんが可愛かったのが唯一の救い。
当分また邦画を見ることはなさそうです。
追記、
日本のCGって技術あるはずなのに何故にこんなにショボいのか。
やっぱり予算の都合、限界があるのかな・・・