『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』感想。重度のゾンビ好き以外は観る必要のないゾンビ映画。
作品情報
原題: | Diary of the Dead |
監督: | ジョージ・A・ロメロ |
脚本: | ジョージ・A・ロメロ |
製作: | ピーター・グルンウォルド、アート・スピゲル、サム・イングルバート、アラ・カッツ |
制作総指揮: | ダン・ファイアマン、ジョン・ハリソン、スティーヴ・バーネット |
キャスト: | ミシェル・モーガン、ジョシュ・クローズ、ショーン・ロバーツ |
音楽: | ノーマン・オレンスタイン |
上映時間: | 95分 |
ざっくりあらすじ
ある日の夜、大学生たちが夜中に山奥で卒業制作のホラー映画を撮影していました。
するとラジオから、各地で死者が蘇っているというニュースが流れます。
ラジオを聞き金持ちのリドリーは家に帰ってしまいます。
他のメンバーは撮影を続けたい思いもあったけど、ジェイソンは彼女デブラが心配で、彼女のいる寮へと皆で向かいました。
寮で無事にデブラと合流したジェイソン一行は、家族が心配というデブラと共に家族の元を向かうためキャンピングカーで旅立ちます。
家族の元へ向かう途中、死者が溢れラジオは本当だったことに気づきます。
皆が恐怖する中、ジェイソンは一人カメラを回し続け、リアルな映画を撮ることにするのでした。
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【感想】驚くほど、つまらないゾンビ映画です。
ゾンビ映画の第一人者、ジョージ・A・ロメロ監督による究極のサバイバル映画。
だとしても、面白くないです。
大学生が山中でホラー映画を撮影中に世界はゾンビパニックになる。
ジェイソンは現実を撮影しリアルな映像を残そうとする。
そんなジェイソンのカメラ撮影による主観映像の映画。
なんですが・・・・。
ホラー映画の怖さもない、ただハンディで撮りましたって感じ映像。
ゾンビは古き良きノロノロゾンビです。
ドキュメンタリー的にジェイソンがカメラを回してるのに、リアリティがない。
ジェイソンが映画を撮るつもりで撮ってるからなのか、カメラワークが意図的すぎる。
よって臨場感も別にそこまでない中途半端感を出している。
ジェイソンの彼女デボラがネットにアップするために編集した映像だからかな。
魅力的な登場人物がいないので、誰が死んでもかまわないくらい全く入り込めない。
ストーリーに捻りもなく、展開も単調でスリルもない。
ゾンビに襲われたり友達が死んでも平気で撮影を続けるジェイソン。
それが使命だと思ってるようですが、いい迷惑です。
異常なほど撮影し続けるジェイソンくん、全く理解できません。
実際にゾンビ蔓延したら、こうじゃないだろって描写ばかりです。
そんなこんなで何一つ面白くない、そんな映画でした。
私はHuluで観ましたが、よほどのゾンビ好き以外は観る必要はないと思いました。
あ、でもゾンビは造形はしっかり気持ち悪く作ってますよ。