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映画の感想ブログと時系列に並べた映画年表のサイトです。

『THE WAVE ウェイヴ』感想。実際の話を元にした、そんなバカなな映画【ネタバレなし】

作品情報

原題: Die Welle
監督: デニス・ガンゼル
脚本: デニス・ガンゼル、ペーター・トアバルト
製作: クリスティアン・ベッカー
キャスト: ユルゲン・フォーゲル、フレデリック・ラウ、マックス・リーメルト、ジェニファー・ウルリッヒ、ヤコブ・マッチェンツ、クリスティアーネ・パウル、エリアス・ムバレク、クリスティーナ・ド・レゴ
音楽: ペーター・トアヴァルト、ハイコ・マイレ
上映時間: 108分

 

ざっくりあらすじ

ドイツの高校教師ベンガー(ユルゲン・フォーゲル)は独裁制の実習を担当することになった。
ファシズム(全体主義)を学ぶ実習で、実験を取り入れた授業を始めた。
最初はやる気のなかった生徒たちだが独裁の実習にみるみる魅了され、生徒たちは授業の範囲を超えて、授業外で過激な活動をするようになる。
ベンガーの予想を超え生徒たちが取った行動はとは・・・。

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【感想】面白いけど・・・

そんなバカなって思ってしまう映画です。

独裁制を学ぶ授業で、実習を通して生徒たちどんどん独裁制、全体主義に染まっていく映画です。
人はいかに染まりやすいか、洗脳される時は簡単に染まっていく恐ろしさを描いた物語です。
また、どこまでのレベルで忠実かは分かりませんが、アメリカの高校で実際にあったことが元になっているそうなので、より怖さを感じます。

5日間で独裁制の授業を担当することになった高校教師のベンガー。
まず初日に独裁とは?と生徒たちに問いかけ、次々に発言を促します。
学生たちも思い思いにどんどん発言していきます。
次にベンガーは自分の事を授業中は「ベンガー様」と呼ばせ、発言する時は起立する、などの規律を設けていきます(ダジャレみたいになっちゃた)。
そして席替えで仲良しグループをバラバラにし、成績の長短を補える席順にしてクラス全体の一体感を作ります。
全体主義に必要な事を生徒に考えさせ、それをゲーム感覚で生徒に実践させていきます。
最初は嫌がっていた生徒たちも次第に楽しみはじめ、生徒自ら規律を作り出し、自分たちのグループ名を「ウェイヴ」と決め、ダサい敬礼考えたり、制服やステッカー、ホームページの作成まで始めます。
それがエスカレートし、生徒たちは街中にステッカーを貼りまくったり、スプレーで「ウェイヴ」のマークを落書きしたりと暴走をはじめます。
教師のベンガー自身も生徒から崇められることに酔ってしまい、制御するのが遅れ大変な事態になっていく。
という感じの物語です。

たった5日間の間で、俺たちサイコー!ヒャッハー!って状態になって「ウェイブ」の制服着てないと建物に入れなかったり、仲間じゃないぜって感じで「ウェイヴ」以外の人たちを排除していきます。
夜に湖に集まって酒飲んだり悪ノリが過ぎるます。
さすがに簡単に染まり過ぎでしょ。

私が日本人的な感覚だからでしょうか、映画の演出としてやり過ぎでしょ!そこまでなる?って始終思いながら見ました。
でも、確かに映画はやりすぎ感というか、わずか5日間で綺麗に洗脳され過ぎてましたが、ここまでじゃなくても似たようなことは日々起こっていると思いました。
実際私が若いころに通ってた学校もある種の独裁制状態の時があって色々とモメたりしたものです。
学校、会社、サークル、SNSのグループとか組織は変われど簡単にこの映画のようなことは起こりえるという恐ろしさ。
独裁制のような会社あるな・・・。
マインドコントロールしていく商法あるな・・・。
いろいろと思い当たります。笑

ベンガー先生、きっと生徒に体感させて、最後にちゃんと気づかせるんだろうなって思ってましたが、ベンガー様自信も悦に入ってしまうという失敗っぷりでした。
支配する側もされる側もまさに独裁制状態に入ってることに気づかないとか恐ろしい。
授業の試みとしては面白いと思うんですけど、よほどしっかりとコントロールできる先生じゃないとやってはいけない授業ですよね。
学校の先生とか、ぜい観てほしい映画です。
生徒もだけど。大人も。

楽しいという意味の「おもしろい」ではないですが、観て損はない映画だと思います。

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