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映画の感想ブログと時系列に並べた映画年表のサイトです。

『ラスト・デイズ』感想。本編はイマイチだけど続編作れば面白そうな映画【ネタバレあり】

作品情報

原題: Los ultimos dias
監督: デビッド・パストール、アレックス・パストール
脚本: ダビ・パストール、アレックス・パストール
製作: アルベルト・マリーニ、ペドロ・ウリオル
キャスト: キム・グティエレス、ホセ・コロナド、レティシア・ドレラ、マルタ・エトゥラ
音楽: フェルナンド・ベラスケス
上映時間: 100分

 

ざっくりあらすじ

外に出るのが怖くなる症候群が蔓延して、人々が外に出られなくなる病気が世界規模で発生する。
外に出ると何故か発作を起こし死んでしまうため、人々は屋内に引きこもり、半ば崩壊した世界となってします。
マテオは数か月バルセロナの会社ビルに閉じ込められていたが、社員総出で地下の壁に穴をあけ下水道に出られるようになった。
離れ離れになった妻を探すために地下道に向けて出発したマテオだったが・・・。

 

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【感想】本編はイマイチです。

中途半端なパニックホラー映画です。【ネタバレあり】
パニック映画と言っていいのか疑問でもありますが。

終末世界を描いた映画は何でも好きな私ですが、それでもイマイチ中途半端にしか楽しめない作品でした。

パニック映画なのか、ホラーなのかも良く分からない、どっちつかずの設定で盛り上がりにも欠けます。
そして設定がもの凄く雑な感じです。
ゾンビ映画のようなパンデミックで社会が崩壊した(しかけてる)世界の設定ですが、設定に突っ込みどころが多すぎるんですよね。

まず、外に出るのが怖い外出恐怖症の人が増え始めます。外出しないのは日本のオタクだ、と作中でディスられてました。
そして、外に出ると何故か苦しんで死んでしまう事件が相次ぎ、とうとう世界規模になり、誰しも外に出ることが出来なくなります。
原因不明で死んじゃうからです。

主人公のマルクはパンデミックが起こった時に会社にいて、ビルに閉じ込められたまま数か月が経ち、携帯など通信手段が使えなくなり、外の情報が入らなくなります。
ビルには結構な人数が閉じ込められていて、交代で地下の壁を掘り、地下道に繋がる穴をあけることに成功します。

そして、妻を探すために地下道に入って行くんですが、会社の人員削減のためにやってきたクビ切り人のおじさん(名前忘れたけどマルクもクビ候補だった)がGPSを持っていることに気づき、二人で喧嘩しながら行動を共にすることになります。
携帯は電波塔が機能してなくて使えませんが、衛星通信のGPSは生きているそうです。

そもそも外出したら死ぬって設定ですが、原因が最後まであやふやです。
車の中でも死ぬから移動できないと冒頭で説明があったけど、フルスモークのバンとか軍用車とか移動手段はなんとでもなりそうなものです。
どういう条件下なら死ぬのかあやふや過ぎて状況がしっくりきません。
仮に全く外に出れなくてももう少し通信手段とか機能させられそうですが。
国が何も対策してないとかショボすぎます。

妻の元にたどり着くまでに武装グループ(すごい小規模)に襲われたり、スーパーの食品をめぐって争ってるマンションの住人の戦いに巻き込まれたりしますが、どれも中途半端な巻き込まれ具合です。
動物園から逃げ出した熊に襲われた時なんか最もありきたりな方法で熊を殺します。
熊即死で逆に驚きです。人が外出できなくなったからって動物が勝手に檻から逃げ出さないでしょう。
人為的に放出したとしか思えません。

基本、電気も止まっているはずなのにエレベーターが動くビルがあったり、もう設定があいまい過ぎてヒドいです。
妻の元にたどり着くまでのいろんな障害を無理やりねじ込んでる感じです。

そして妻を見つけたはいいけど、地下道が塞がっていて、どうしても地上から行くしかない状況になります。
このシーンが一番驚きました。
防護服みたいなのでも作って行くのか、途中で倒れても勝手に進むように台車に乗って勢いで転がって行くのか、はたまたロープでもかけて高いところからターザンして行くのか、どういう方法で辿り着くのかと思っていたら、なんと気合でそのまま歩いて行くんです。
まさかの工夫なしの徒歩。根性論でした。

視界がボケてフラフラしながら歩きます。
一歩ずつゆっくりと、その距離50mほど。
ありえんでしょ!
これまで外に出ただけで眩暈みたいな感じになって苦しみ悶え死んでた人たちは何だったのか。
愛は勝つ的な?ありえんっす。

そもそも先にも書きましたがどんな条件下で死ぬかの設定があやふやなんですよね。
ほぼ外だけど軒下なら死なないシーンがあったりします。どういうことですか?笑

終末世界を描いた映画は大好きなんで、アイデアは良かったと思いますが本当に雑な設定でした。

エンディングでは、主人公の子供がお友達みたいな少年少女たちと外の世界に旅立って終わります。
この時の街並みはビルやマンションなどに蔦が絡まり、都会の街並みが植物園になったような世界でした。
この時の世界観は好きです。
パンデミックが起こった後で生まれた人間は、外に出ても死なない設定のようで、その世界に少年少女が旅立つという希望を見せた終わり方です。

むしろその少年少女たちのサバイバルを冒険物語にしてくれた方が面白そうでした。
ぜひ続編を作ってほしいと思います。

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