『ザ・レジェンド』感想を更新!イマイチ・・・
作品情報
原題: | Outcast |
監督: | ニコラス・パウエル |
脚本: | ジェームズ・ドーマー |
製作: | アラン・チャン、ジェレミー・ボルト、クリストファー・ミルバーン、カリン・マーティン、ゲイリー・ハミルトン、トーブ・クリステンセン |
制作総指揮: | マーク・キャントン、マイク・ガブラウィ、マーク・スローン、ジャン=フランソワ・ドレ、アンドリュー・マン |
キャスト: | ヘイデン・クリステンセン、ニコラス・ケイジ、リウ・イーフェイ、アンディ・オン |
音楽: | ギヨーム・ルーセル |
上映時間: | 99分 |
ざっくりあらすじ
12世紀。十字軍として戦いまくっていた騎士のジェイコブ(ヘイデン・クリステンセン)とガレイン(ニコラス・ケイジ)は、女や子供まで巻き添えになる戦いに嫌気がさし、それぞれ中国へと旅立った。
中国では、皇帝が次男を時期皇帝にすることに腹を立てた長男が現皇帝を殺害した。
次男は玉璽を持って間一髪で逃げ出したが、長男は王座を継ぐため幼い弟を殺害するため追手を差し向けた。弟は姉と一緒に逃亡したが、ある酒場で長男の兵隊に見つかってしまう。
酒場で殺されそうになった二人だが偶然居合わせたジェイコブによって救われ、ジェイコブに護衛を頼むのだが・・・。
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【感想】イマイチです。
元十字軍の騎士が中国皇帝を助ける映画。
ヘイデン・クリステンセンさんがめっちゃイケメンに成長してますね!いい歳の取り方されてる思います。
「スター・ウォーズ」以降は「ジャンパー」くらいでしか見かけませんでしたが、久々のがっつりアクションです。
ジェダイとは違う顔つきで男の色気を感じました。(ヘイデンのモヒカンヘアはあえてスルーしましょう)
が、それだけに映画自体が残念です。せっかくヘイデンさんが素敵なのに王道ストーリーがありきたりで、大した山場もありません。
十字軍で敵を攻略しまくってた騎士のジェイコブとガレインは、人を殺しまくり、女や子供が犠牲になる闘いに嫌気がさし、それぞれ中国へ流れつきます。中国ではガレインは行方が知れず、ジェイコブは酒場で飲んだくれてアヘンを吸ってるクズ野郎になります。
ある日、酒場で酒浸りになってるジェイコブの前に命を狙われる時期皇帝ジャオとその姉リアンが現れます。
殺されそうになっていた二人を助けたことから、用心棒をお願いされ、報酬と引き換えに二人を目的地まで送り届ける任務を引き受けます。
そしてジャオの命を狙う実兄シンの軍勢と戦うことになる物語です。
ベタな展開ですよね。
旅の途中でジャオに少し弓矢を教えて信頼を得て、姉のリアンにも頼られていい雰囲気になるお決まりの展開。
ある意味で安心して見れるんですが、内容が薄すぎてイマイチ盛り上がりません。
途中の村でジェイコブが村人少女の命を助け一緒に旅をしますが、助けたっきりでその後の絡みほぼなしという放置プレイです。
99分くらいの割と短めの映画でしたが、2時間くらいかけてジャオとリアンとの交流をもっとじっくりと描いて、村人少女もうまく絡めてくれたら良かったのに。
ずいぶん予定調和な展開でした。
そして、観ていてどうしても気になった点が言葉です。
ヘイデンさんとニコラスさんはそりゃ英語でしょうけど、中国人まで全員が英語をしゃべってるってどうなの?
仮にその時代の中国人が全員英語を話せたとしても、中国人通しでの会話まで英語ってどんだけグローバルやねん。
とシラケてしまうのは私だけ?笑
そりゃアメリカ映画(中国とカナダとの合作)ですけども。
あと、邦題のダサさが気になって仕方ありません。
原題は『Outcast』(のけ者)で、邦題が『ザ・レジェンド』ってどうなんでしょう。
B級感が漂ってるタイトルだと思うのは私だけでしょうか。
ちなみに中国でのタイトルは『白幽靈傳奇之絶命逃亡』らしいです。
白幽靈傳奇=ホワイトゴースト伝説、で絶命逃亡が副題みたいな感じでしょうか。
物語の中にホワイトゴーストという山賊が登場しますが、タイトルにする程でもなかったけどな。
こっちのタイトルもどうかと思います。
私は「ジャケ買い」ならぬ「ジャケ鑑賞」も結構するので、タイトルとパッケージの写真ってイメージを伝えるのに重要だと思うんですよね。
何か違うってなっちゃいます。
タイトルもっと頑張ってほしかった。
以上、イマイチ物足りないB級映画って感じでした。