『ウォーキング・ゾンビランド』感想 質の悪いゾンビパロディ映画。
作品情報
原題: | WALKING WITH THE DEAD/THE WALKING DECEASED |
監督: | スコット・ダウ |
脚本: | ティム・オルグツリー |
製作: | トッド・スレイター、フィリップ・マーラット、フランシス・カサノバ |
制作総指揮: | ティム・フィッシャー |
キャスト: | デイブ・シェリダン、ティム・オルグツリー、ジョーイ・オレスビー、トロイ・オルグツリー、ソフィア・テイラー |
上映時間: | 88分 |
ざっくりあらすじ
ゾンビだらけになった世界。病院で昏睡状態だった保安官が目を覚ます。
周りは死体だらけだが、生き残った息子と再会し、生存者が集まるショッピングモールに移動する。
生存者を引き連れ、ゾンビとは無縁の約束の地の「農場」へと旅立つのだが・・・。
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【感想】ヒドイです。
大ヒットドラマ「ウォーキング・デッド」を筆頭に最近のゾンビもののパロディ映画です。
主に「ウォーキング・デッド」、「ゾンビランド」、「ウォーム・ボディーズ」をパロっていたように思います。
あと「28日後…」。
この映画の主人公、保安官のリンカーンの息子はクリスという名前ですが、リンカーンはずっと息子をカールと呼んでいます。
本人曰く昏睡状態になった時に記憶がドラマと混合しているとのことですが、「ウォーキング・デッド」の主人公の息子がカールという名前です。
ダリルのような弓使いやミショーンのような人も出てきますが・・・ヒドイ。
ストーリーは主人公の保安官が昏睡状態から目覚めたらゾンビの世界になっていて、家族を探し出して、ショッピングモールで仲間と出会い、安全な場所を求めて農場に向かうというものです。
「ゾンビランド」の主人公4人を模したキャラも登場します。
「ウォーム・ボディーズ」のように人間に恋するゾンビも出てきます。
パロディなので元ネタをパクってディスって誇張して、おもしろおかしくしてくれれば全然いいのですけど、全然いいのですけど、ほんと面白くなってないんです。
笑えたのは最初の10分だけでした。
会話の質が悪いというか、やり取りにセンスがなくて見ててしんどいです。
ストーリーと演出も最低でした。
パロディ映画って半分コメディなんで元ネタを知らなくても多少は面白かったりすると思うんですが、この映画は元ネタを知ってても面白くないです。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「最終絶叫計画」はそれなりに面白かったのに。
途中で何回消そうと思ったか分かりません。
期待して観たわけじゃないですが、予想のだいぶ斜め下をいく映画でした。
面白かったというレビューがチラチラありますが、まったく理解できませんでした。
時間を返してほしいと思ったのは久々です。
ただ、ゾンビの特殊メイクは案外しっかりしていました。良かったのはそこだけです。笑