『イグジスツ 遭遇』感想 未確認生物に襲われる主観映像映画。
作品情報
原題: | Exists |
監督: | エドゥアルド・サンチェス |
脚本: | ジェイミー・ナッシュ |
製作: | ロビン・カウイ、ジェーン・フレミング、アンディ・ジェンキンス、マーク・オーデスキー |
制作総指揮: | グレッグ・ヘイル、ジョージ・ワウド、D・トッド・シェパード |
キャスト: | ドーラ・マディソン・バージ、サミュエル・デイビス、ロジャー・エドワーズ、クリス・オズボーン、ブライアン・スティール、デニス・ウィリアムソン |
音楽: | ニマ・ファクララ |
上映時間: | 86分 |
ざっくりあらすじ
テキサスの国立保護区で週末を過ごそうとやって来た若者5人。夜に森林の中を車で走っていたら何かを轢いてしまう。
外に出て確認するも何も見当たらない。
そのまま車中泊を行い、翌日叔父のコテージに到着する。
コテージは謎の生物ビッグフッドが目撃されることで、叔父から立ち入りを禁止されていた。
叔父の話を信じずに内緒でコテージにやって来たおバカな若者達に謎の生物が襲い掛かる・・・。
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【感想】普通です。
未確認生物に襲われるモンスターパニック映画。
基本的に登場人物がバカすぎます。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のエドゥアルド・サンチェス監督の映画です。ブレア~でもそうですが、基本的にハンディで撮った映像なので始終ブレブレです。
暗い映像が多いので見てて辛かったですが、「クローバーフォールド」のように酔うほどブレてはいなかったのが救いでした。
謎の生物に襲われ、山奥のコテージから逃げ出せず一人ずつ襲われて行く胸アツな物語なんですが、登場人物がおバカすぎてイライラします。
まず、ずっとカメラを回してるブライアンさん。
確かに彼がカメラ回さないとこの映画の映像がなくなるのですが、もっと必死で逃げなさいよって時まで回し続けてるとか、イライラします。そのせいで窮地に陥ることあるし、私がこの場にいたらガチギレです。
自転車で助けを呼びに行こうとするブライアンの弟マットもおバカです。
チャリで颯爽と駆け抜けていたのに電波が少し入ったら油断して止まって電話。
そしてビッグフッドに追いかけ回されます。
もっと遠くまで行くか動きながら連絡取るとか周囲に最新の注意を払おうよ。
危機感が少なすぎてビビります。私ならビビり過ぎてのんびりなんてできないのに。
二足歩行の動物が全力のチャリより早く走り続けられるってのも無理あるでしょうけど。
マットの友達のトッドも超絶おバカです。小屋で銃を見つけておどけて見せたり危機感が足りません。
そして案の定チャンスに仕留め損なう役立たずっぷりです。
一緒にいたらイライラします。森で隠れてる時も感情に駆られて姿を現し、適当に発砲して玉を無駄にします。おバカです。
女性陣二人は人のせいにするだけで何も役に立ちません。
小屋で襲われてる時も叫んでないでもっと協力して立ち向かえば何とかなんじゃないかと思ってしまいました。
パニック映画やホラー映画におバカキャラはお約束なので仕方ないですが、一人くらいまともな人がいてもいいのに。
とはいえ、緊張感のあるシーンもありますし、何かいるんだけどハッキリとは映らず音で演出する恐怖感はパニックホラーとしては普通に楽しめるかなとは思います。
私は見えなさ過ぎて苦手なんですが、好きな人は好きですよね。
しかし、ラストで急に「猿の惑星」になってしまうのは如何なものかと思います。
後半のいい感じで盛り上がってきたところから、まさかの「猿の惑星」。
やり過ぎ感があって冷めてしまいました。
暗くブレる映像とラストの「猿の惑星」で好き嫌いが分かれる映画だと思います。
う~ん、おしい!