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映画の感想ブログと時系列に並べた映画年表のサイトです。

『サード・パーソン』感想 ミステリー仕立ての大人の恋愛映画

作品情報

原題: Third Person
監督: ポール・ハギス
脚本: ポール・ハギス
製作: マイケル・ノジック、ポール・ブルールズ、ポール・ハギス
キャスト: リーアム・ニーソン、ミラ・クニス、エイドリアン・ブロディ、オリヴィア・ワイルド、ジェームズ・フランコ、キム・ベイシンガー
音楽: ダリオ・マリアネッリ
上映時間: 138分

 

ざっくりあらすじ

パリ、ローマ、ニューヨークを舞台に3組の男女が愛に苦しみもがく姿をミステリー要素を盛り込んで描く恋愛群像劇です。

パリのホテルで執筆中の作家マイケル(リーアム・ニーソンさん)は愛人のアンナ(オリヴィア・ワイルドさん)と逢瀬を重ねている。
幸せそうにイチャイチャしてると思えば直後に罵り合い、またすぐに抱き合うような特別な関係。

アメリカ人ビジネスマンのスコット(エイドリアン・ブロディさん)はバーで謎の美女をナンパするが、美女は娘を取り返すためにお金が必要と困っていた。
スコットは次第に美女の為に取り返すお金を用意し始める。

元女優のホテル接客係ジュリア(ミラ・クニスさん)は離婚した旦那(ジェームズ・フランコさん)に息子を引き取られ、会うことを許されない。
元旦那はジュリアが息子を殺そうとした過去があるため、弁護士を雇って会えないようにしている。
ジュリアはお金もなく、ギリギリの生活をしながら何とか息子に会わしてもらおうと頑張るが、から回ってばかりで、息子に会えず苦しんでいた。

愛に苦しみ葛藤する3組の男女が向かう一つの結末とは・・・。

 

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【感想】かなり面白いです。

大人の恋愛ミステリー映画。

どんでん返しと言っていいのかは微妙ですが、ラスト10分くらいに分かる真実に驚く人も多いのではないでしょうか。
3組の男女の物語が少しずつ展開していく構成になっています。
恋愛要素に加え、ミステリー的な要素がちりばめられていて、飽きずに観れました。

不倫、親権問題、金、人身売買などが絡んだ大人の恋愛事情です。
作家のリーアム・ニーソンさんは奥さんがいるのに若い小説家希望の女性をホテルに招き、一番愛してるとささやきます。
2人だけ見てると幸せそうなのですが、奥さんいるので悪い男です。
そして、嫁との問題、子供の問題、進まない執筆活動などいろいろ闇を抱えています。
根本はリーアム・ニーソンさん自身の問題も大きいのすが。

浮気相手のオリヴィア・ワイルドさんもかなり屈折したキャラクターです。
リーアムさんに特別な感情を抱いているのに天邪鬼な態度を取ったりわざと困らせたりとどこまでがプレイなのか分からないメンドクサイ女性です。
しかも他にも男の影があるダークサイドを抱えています。

不器用だけど真っ直ぐなミラ・クニスさんは元旦那に息子と会わせてもらえません。
しかし、元旦那のジェームズ・フランコさんがミラさんに合せない理由が袋を被せて息子を殺そうとした過去があるからと主張します。
ミラさんは事故だと否定しますが、かなり怪しい感じです。

そして一番サスペンス要素の強いエイドリアン・ブロディさん。
一番現実離れしてるような展開ですが、私はブロディさんに一番共感しました。
自称ビジネスマンのブロディさんはスーツのデザインを盗んで売りさばくような産業スパイのようなことをしています。
バーで偶然出会った女性モラン・アティアスさんが気になり、話しかけてお酒を奢り気を引こうとします。
モラン・アティアスさんもめんどくさい女性です。娘を密航船から取り返そうとしていて、でもお金が足りず困っています。
事情を知ったブロディさんが助けになろうとしますが、怪しい売人に金額を上乗せされ、銃で脅されてしまいます。
娘の姿は登場しません。
モランと売人はグルで、お人好しのブロディさんからお金を巻き上げるための詐欺かもしれませんが、自分の娘を亡くした過去を持つブロディさんは全財産を引き下ろして素性不明の女性を助けようかと葛藤します。
モランさんは極度なツンデレでブロディさんに怒ったり甘えたり自己中過ぎます。
もちろん、ブロディさんも怪しんではいるのです。
しかし結局ブロディさんはモランと一夜を共にしちゃいます。
自分はソファで寝るからとホテルの部屋に招いたブロディさんですが、ベッドに誘われ5秒くらいであっさりベッドインします。
意思が弱っ!

この辺は見ていて絶望の予感しかしませんでした。

でもブロディさんの心の動きとか騙されてるかもだけどほっとけないところとか、凄く共感できました。相変わらずのㇵの字眉毛も良かった。

みんな個性が強くて変わり者ばかりです。
すごく人間らしい単純な感情に傷ついて、うまくいかない姿が見ていて良かったです。
感情が爆発しまくってました。

途中回収されそうに謎とか多くて、どうやって一つの物語に集約されるんだろうって思ってたら、裏技のような展開でまるっと持っていかれました。
ある意味驚きの展開です。

サスペンスチックに観れる面白い恋愛映画でした。
好きです。

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