『アポカリプト』感想。好き嫌いがはっきり分かれる映画。
作品情報
原題: | Apocalypto |
監督: | メル・ギブソン |
脚本: | メル・ギブソン、ファルハド・サフィニア |
製作: | ブルース・デイヴィ、メル・ギブソン |
製作総指揮: | ネッド・ダウド、ヴィッキー・クリスチアンソン |
キャスト: | ルディ・ヤングブラッド、ダリア・エルナンデス、ヘラルド・タラセーナ、ラオウル・トルヒーヨ |
音楽: | ジェームズ・ホーナー |
上映時間: | 139分 |
ざっくりあらすじ
ジャングルの奥地。狩猟民族のジャガー・パウは仲間とともに狩りをして、妻と子供と仲良く過ごす平和な暮らしを送っていた。
ある日、マヤ帝国の傭兵が村を襲撃し、仲間とともにマヤの都市に連れ去られてしまう。
そこでは恐ろしい生贄の儀式が行われており、ジャガー・パウも仲間も生贄の為に連れ去られたのだった。
絶体絶命の儀式から逃げ出すことが出来るのか。
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【感想】面白いです。
歴史もののアクション映画(逃走系)です。
時代はマヤ文明後期の話。そしてグロい描写あり。
主人公はジャガーパウさん。ジャングルで平和に暮らす狩人です。
ある日、パウさん部族がマヤ族に襲われ、村は焼き払われます。
村人は虐殺され生き残った人々はマヤ族に連れ去られる。他の村も襲われ、マヤ族の都市に次々に連行されてきます。
ここに主人公のジャガーパウさんも連行されることになります。
連れ去られた先では恐ろしい儀式が行われ、拉致された人たちが生贄にされています。
主人公は生贄にされる直前に偶然助かり、逃走。
そこからラストまでひたすら追撃部隊から主人公一人が逃げまくる。
走って走って走りまくって逃げまくった先には・・・。
そんなストーリーです。
まず、なかなかグロい描写が多い映画です。
残虐なシーンや無駄に気持ち悪い演出などが含まれます。
監督のメル・ギブソンさんはリアリティを追求した映画作りが得意、というか好きなんでしょうね。
メルさんの前作「パッション」も見てるこっちが痛くなる心臓に悪い描写でリアリティを追求してました。
追求するのはいいのですが、グロい。ほんとに。
そんなこと言いながらグロいの苦手な私はメル・ギブソン好きなんですけどね。
そんなグロさを差し置けば、なかなか面白い映画になってると思います。
単純にハラハラドキドキできるんです。主人公のパウさんは村が襲われた時、捕まる前に嫁と子供を井戸の中に隠していて、その隠した家族を助けに戻ることを原動力にひたすら逃げまくるわけです。
物凄い絶望的な状況からの脱出劇。
普通ならもうダメだろうってところから諦めず逃げようとするんです。
すばらしいですパウさん。手に汗握るってこういうことか!ってくらい迫力のある逃走劇です。
逃走始まってからのスピード感とか緊張感とかすごいです。ジャングルを駆け回るパウさんの身体能力も物凄いです。
私も10代の頃なら同じくらい走れるかなって思いましたが、無理ですかね。
最終的にはジャガーパウさんが覚醒してバッサバサマヤ族を返り討ちにしてスカッとさせてほしい!と思いながら見てましたが、当然ですが急に強くなったりはしませんでした(;^ω^)
この映画、マヤ族の文化や時代背景、もろもろの設定などではツッコミどころが多々あるらしいですが、そんなもんどうでもいいんです。楽しめれば!笑
知らない時代の知らない文化や景色を見ながらハラハラドキドキできるって、なんて楽しいんだろうと思います。
グロい儀式が行われてる祭壇は有名なチチェン遺跡です。あのピラミッドでこんな恐ろしい儀式が・・・なんて思いながら見るとロマンがありますね。グロいけどロマン。
ちなみに私は公開当時に劇場で見ましたが、主人公がロナウジーニョさんにしか見えませんでした。笑