『トロイ』感想。気楽に楽しめる「ザ・歴史娯楽大作」
作品情報
原題: | Troy |
監督: | ウォルフガング・ペーターゼン |
脚本: | デヴィッド・ベニオフ |
製作: | ウォルフガング・ペーターゼン、ゲイル・カッツ、ダイアナ・ラスバン、コリン・ウィルソン |
製作総指揮: | ブルース・バーマン |
キャスト: | ブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルーム、ダイアン・クルーガー、ショーン・ビーン |
音楽: | ジェームズ・ホーナー |
上映時間: | 163分 |
ざっくりあらすじ
トロイの王子パリスが、スパルタの王妃ヘレンに惚れてトロイへ連れ帰る。ヘレンの夫のスパルタ王メネラオスは当然激怒し、兄のアガメムノンに協力を煽る。ギリシアの盟主のアガメムノンはこれを口実にトロイを滅ぼそうと喜んで侵攻する。
ギリシア軍は勇者アキレスと共にトロイを攻め、パリスの兄ヘクトルもアキレスによって打ち取られる。しかし、高い城壁に守られているトロイを攻めあぐんでいた。
その時、巨大な木馬を使い攻め入る奇策を思いつく。
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【感想】
歴史ものの映画って分かりづらい作品が多いと思います。
登場人物が多くて、カタカナの名前が覚えづらかったり。
関係性を理解するのが大変で一度観ただけでは細部が分からないとかよくある。
その点、この映画はストーリーがシンプルで登場人物も多くなく、大変理解しやすいです。
トロイの王子パリスが絶世の美女スパルタの王女ヘレンを寝取り、怒ったヘレンの夫のスパルタ王が兄のギリシア諸王国と共にトロイに報復するというシンプルなストーリー。
そして最強の男アキレスが登場して、派手な戦闘シーンとか、一騎打ちのかっこいい戦いがあるという男子ウケのする要素がある映画です。
当然スケールの大きな戦闘シーンやブラピさんのアクションも見どころですが、でも何よりの見どころは男も女も目の保養がいっぱいです。
まず、美女役のダイアン・クルーガーがほんとに美人です。
いかにも外国の美人って感じなので、日本人からすれば好みが分かれるかも知れません。
ですが、まあ美女です。個人的にはナショナルトレジャーの時のクルーガーさんの方が可愛いですが。
男目線で言うと彼女を見るだけで目の保養です。
また、ブラピさんとイチャイチャする巫女ブリセイス(パリスの従妹)のローズバーンもかわいらしい女優さんです。
そしてブラッド・ピットさん。いい体してます。男の私が見ても惚れ惚れするくらいのいい体です。
その上に強くてかっこいいい。もう反則です。
そりゃ敵とはいえ、ブリセイスも一瞬で体を許してしまいます。
巫女とはいえアキレスに抱かれたいと思うのは仕方ない。
しかし海外映画を観ていつも思うことですが、本当にすぐに恋に落ち、あっさり結ばれます。
身も心もあっけなく結ばれます。羨ましい限りです。
チラシでは「史上最大の愛のための戦い」ってキャッチコピーになってましたが、愛について感動するような映画ではありません。
この時代の雰囲気やスケールの大きな戦い、美男美女を眺めて視覚的に楽しむ気楽な娯楽映画です。
木馬のビジュアルも素敵でした。